走行テストを行っているＮゲージ22汽車。（IMG-2753-140927）
劉冀、広州出身の80年代に生まれた鉄道ファンです。
彼は鉄道家族で生まれたので、小さい頃から鉄道のそばに育てられ、そのときから鉄道のことを好きになって、その後鉄道模型も好きになりました。
三年前、彼はやっと自分の夢を叶いました：自分で鉄道模型を生産すること。最初に作ったモデルは自分が一番好きなもの：HOゲージの韶山3型電気機関車。近年いろいろ鍛えられ、経験も積んできた彼は、更に難しいＮゲージに挑戦すると決めました。ベーシックモデルDF4Bを発売した後、それとセットになる22型グリーン車も発売する見込みです。
同じく広州にいるため、編集者である私にとってとても便利です。ＮゲージYZ22型グリーン車が出荷した際に、私は劉冀の「CMRLINE」ブランドの模型を見に行って、デザイナーとエンジニアともインタビューをしました。
簡単の状況を聞いた後、私たちは生産現場へ見学に行って、22型グリーン車がたくさん見えました。その中、一部が軌道を楽しく走っていました。包装前の運行テストでした。
Ｎゲージ22型グリーン車の生産プロセスは大体下記の通りです：図面によってコンピューターで３Ｄ模型を建てる；金型を設計、生産する；金型トライ、サンプルを立てる；部品と製品を生産して組み立てる；テストを行う；きれいにしてから包装する。Ｎゲージ22型グリーン車の模型サイズが小さいのに、中には94個の独立部品が含まれ、組み立てに使われる部品は百個を超えています。
Ｎゲージ22汽車の3D模型を建てています。（IMG-2615-140927）
作り上げた金型。実際の部品は太いフレームの中の部品で、とても微小です。（IMG-2792-140927）
N22ゲージ汽車の上部通風帽。（IMG-2598-140927）
N22ゲージ汽車の組み立てを待っている窓。（IMG-2590-140927）
N22ゲージ汽車底部の風管部品、サイズはとても微小です。（IMG-2377-140927）
汽車すべての部品も小さいで、例として底部の風管部品、パイプの直径はただ0.33ミリです。（IMG-2704-140927）
下記はインタービューの内容です：
非人間狂想屋＝非；CMRLINE = C
非：このＮ22汽車は待ちに待たれたと言えますが、模型を見て幅がちょっと広すぎ感じ？
Ｃ：Ｎ22模型は真実サイズのゲージによって縮小して作りました、元々の汽車はただ22メートルの長さですので、生産した模型は短く見えますが、もし前に生産したN4Bと一緒に置けば、大きな違和感がないと思います。
非：この汽車の生産に難しいところはどちらでしょうか？
Ｃ：工場の経験が豊富で、われわれと業務提携する前、国外ブランドの代理工場として生産しました。CMRLINEのP62汽車（HO）、DF4B （N）もこの工場生産したのです。でもこのNゲージYZ22汽車は工場にとってやはり難しいです。例えばパッド印刷するとき、車体の黄色い線がある強化筋に印刷する必要ありますが、噴印頭がソフト材料であるため、毎回かけたプレッシャは十分正確しなければならない、うっかりするとずれやすいです。
Ｎ22ゲージ汽車、車輪。（IMG-2326-140927）
N22型客车，转向架外壳等待安装轮子、接电片。（IMG-2331-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、台車外殻が車輪、接点片の組み立てを待っています。（IMG-2349-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、組み立て後の台車。（IMG-2354-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、車内椅子部品。（IMG-2320-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、部品の組み立てを待っている金属シャーシー。（IMG-2383-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、窓に銀色の線を塗装する機械、使用後の窓形の痕跡が残られます。（IMG-2395-140927）
非：工場の方もうかなり困っているでしょう？
Ｃ：あるときはね。一台の汽車ルーフは通風帽十数個がありますが、全部ミリ単位のサイズなので、作業員への組み立てる工芸要求が非常に高いです。YZ22の窓は細長い透明プラスチック製品で、汽車窓の位置によって組み立てます。モデルをトライするとき、たくさんの原因でプラスチック部品のサイズがちょっとだけの誤差で、正常に組み立てられなくなります。この業界で、“司”という業界用語があります。100司＝１ミリ。われわれは窓と車体の差が10司以内のように要求していて、最高の効果が保障できます。すべての金型が調整せず直接プラスチックを入れるではなく、必ず金型トライが必要です、そうしないと量産のとき標準に達成できなければ全部廃棄になります。
非：でもＮゲージは主に全体効果を求めていますので、建築模型にもっと相応しいかもしれません。
Ｃ：確かにそうです。HOゲージと比べて、Ｎゲージはもっと全体効果を重視しています。例えば、同じサイズの部屋の中に、HOゲージで、DF4Bは4段の22型汽車を牽引すると、短くて全体のゲージとプレーできる範囲が調和が取れないと思われる一方、長すぎると広い空間を持ってない。Ｎゲージの場合は、DF4Bは8～12段22型の汽車だと同じサイズの部屋の中に、全体効果がとても良いです。
非：効果と言えば、正直に言うとFleischmann、KATOの製品と比べればやはり差があると思います。
Ｃ：それはそうです。われわれも更に良くできます。例えばある部品をもっと細かく加工できますが、コストも高くなりますので、最後には消費者の負担になります。国外メーカーの出荷量が多いので、更に多くの生産コストを分担できます。今中国の市場はまだ小さいです、例えばHOゲージは1000台で出荷上限になります、これはただ国外出荷量の端数にすぎません。よってN22の効果はコストとのバランスを取ったとも言えます、効果が悪くないし、値段も皆に納得できます。でも消費者は何年前の値段を今と比べては不公平だと思います、各段階のコストも上がっていますので、われわれはコントロールできません。
Ｎ22ゲージ汽車、階段に色を塗装した後、細かい穴はペンキに覆われますので、ドリルで穴を開けなおします。（IMG-2409-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、蓄電池箱を組み立てています。（IMG-2460-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、連結器を組み立てたあと、連結器の戻りは正常かどうかをチェックしています。（IMG-2423-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、組み立てを待っている台車。（IMG-2470-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、連結器、階段、台車を組み立てたシャーシー。（IMG-2578-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、シャーシーを車の殻に入れています。（IMG-2482-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、車輪の運行は順調であるかどうかを検査しています。（IMG-2499-140927）
非：私たちと国外との差はいったいどちらでしょうか？生産設備の問題でしょうか？例えばＮＣ工作機械など設備。
Ｃ：それは当然差があります。日本KATOの金型はよくできています、とてもきれいに見えます、ちゃんとした設備を持っているからです。私たちはできないではなく、それらの設備を買ってもいいですけど、コストはどうしますか？更にいい設備を買って更に大きな利益を創造しなければならない、工場に利益がないと、作業員にもないです。現在国内の出荷量と値段にとってとても難しいです。全世界の鉄道模型の生産プロセスは全部一緒です、二つ部分に分かれられ、一つは前期のモデルデザイン、部品生産、後は組み立てです。組み立ては全部作業員によって完成されます。この組み立ての段階で差が出てきます、日本の作業員態度は言うまでもないです、それに比べて国内の状況は大きな差があります。現在の労働集約型産業の作業員は主に90年代生まれ、これらの“子供”は過去の産業作業員と全然違います、批判或いは大きなプレッシャをかけるとすぐやめてしまいます。例えば工場にある若い女性が作り上げた製品は全部不合格、主管にちょっと批判されたので給料も貰わず翌日辞めてしまいました、しょうがないでしょう？鉄道模型の組み立てには経験豊富なベテランでなければなりません、特にＮゲージのような小さい汽車を組み立てるとき、手が穏やかで、老眼ではだめです。
非：汽車が小さすぎるので、生産効率が上がれませんか？
Ｃ：そう言ってもいいです。たくさんの部品が本当に小さ過ぎて、たくさんの時間をかけて調整が必要のプロセスがあるから、急いでもしょうがないです。鉄道模型の組み立てプロセスは密接に繋がっています、ＮゲージYZ22の部品は百個以上もあります、前の百個全部組み立てたが、第101目に問題が出たら、汽車全体が廃棄物になるかもしれません。先言ったパッド印刷段階の廃棄率は50％に達しました、品質を保証しなければならないからです。
Ｎ22ゲージ汽車、組み立てたグリーン塗装汽車、運行テストを待っています。（IMG-2553-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、組み立てたグリーン塗装汽車、運行テストを待っています。（IMG-2549-140927）
行走テストをしているＮゲージ22グリーン車。（IMG-2674-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、運行テスト通過後、清潔を行います。（IMG-2516-140927）
Ｎ22ゲージ汽車、きれいにした後ボックスの中に入れます。（IMG-2523-140927）
非：ある汽車ファンがネットでＮ22の売価が高すぎ、日本車よりも高い、でも品質が日本車より弱いと言いましたが、どう思われますか？
Ｃ：また先言ったことに戻ります、やはりコストと市場の問題です。日本の鉄道模型市場はかなり成熟していますので、5年前作った金型の汽車は今になっても値上がりしないことができます。その原因は、注文量が大きくて、繰り返し回数も多くて、金型のコストが早い段階でもう回収しましたので、5年前の値段と同じでも相当の利益を得られます。逆に私たちは、市場が小さいので、分担したコストが高くなって単価も高くなります、また繰り返し回数も注文量も少なくて、コストはなかなか下がらないです。今ある国内の大きなブランドも開発をやめて、全体汽車の注文しかやりません。よく作れば値段が高くて売りにくい、品質一般だったら値段が安くても売りにくいので、在庫がいっぱいになります。投資商により全体注文あるいは全体プロジェクトをやるしかない、利益が出ない限りやらないのはやるよりましです。もう一つ、Ｎゲージは小さいけど、HOと比べてコストは減っていません、金型の製作原価は同じですから。ただ金型の数量だけHOよりすくなくても、プロセスはHOと完全に同じです。プラスチックの値段は高くないですから、もしプラスチックが大きさによって価格を決めれば、洗面器のほうがＮゲージ汽車よりずっと高いでしょう？よってものを表だけ見てはいけません、ＮゲージはHOよりちょっと安いと言えますけど、金型数量が少ないから安いだけで、生産コストにはあまり変わらないです。だからＮがHOと大きな値段の差を作るのは不可能です。
非：将来発売する製品について、何かプランございますか？きっとある日この市場を大きくすると信じていますから。
Ｃ：今後の仕事はHOに戻って、SS6B電気機関車を出すつもりです。ＮゲージはDF4D、SS8等を生産する予定です。現在は計画通りに基礎を固めます、まだ苦しい時期におりますが、ある日必ずこの市場を大きく作ります。